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ロシア:中央銀副総裁が撃たれ重傷 職務関連の恨み?

 【モスクワ町田幸彦】インタファクス通信などによると、ロシア中央銀行のアンドレイ・コズロフ第1副総裁(41)が13日午後9時(日本時間14日午前2時)ごろ、モスクワ市内の運動場に乗用車で到着した際、何者かに銃撃され重傷を負った。同乗の運転手は即死した。犯人は武装した2人組の男で、警察が行方を追っている。捜査当局は暗殺未遂事件との見方を強めている。

 コズロフ第1副総裁は胸や腹部に数発の銃弾を受け、病院での集中治療が続いている。

 第1副総裁はイグナチェフ総裁に次ぐ露中銀のナンバー2で、民間銀行の法令取り締まり担当。04年から強化された銀行改革を指揮し、多くの中小銀行の整理にらつ腕を振るった。検察当局は副総裁の職務に関連して恨みをもった者が「殺し屋」を雇った可能性があるとみている。ロシア国内ではこうした「委託殺人」事件が続発している。

毎日新聞 2006年9月14日

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