8月の世界選手権(大阪)の男子代表選考会を兼ねた第1回東京マラソン(都庁前スタート、東京ビッグサイトゴールの42・195キロ)が18日行われ、日本勢最高の2位に入った佐藤智之(26=旭化成)も内定条件をクリアできず、選考は難航することになった。 本命の油谷が途中棄権し、男子で日本人最高の2位となった佐藤のタイムは、2時間11分22秒と平凡だった。世界選手権代表の内定条件クリアを期待していた日本陸連の河野匡・男子マラソン部長は「天候があまりにも悪かったし、他のレースと比較しようにもできない。どう評価していいかも分からない」と苦渋の表情を浮かべた。 世界選手権代表の内定条件は、選考対象レースで2時間9分30秒を切って日本人1位。だが、昨年12月の福岡から始まった5本の選考レース中、4レースを終えて条件をクリアしたのは奥谷1人だけ。最終選考会となる3月4日のびわ湖毎日は有力な選手がおらず、条件を満たした選手だけでは代表枠5が埋まらないことが決定的となった。 そのため、福岡国際6位の尾方、世界選手権不参加をほのめかしていた別府大分毎日優勝の藤田ら選考対象外と思われた選手も代表候補とせざるを得ない状況だ。河野部長は、藤田から正式な辞退の報告はないと明かした上で「こちらは選考会が全部終わるまで動けない」と苦しい胸の内を明かす。条件を満たした選手が少なすぎる皮肉な現象が、地元の世界選手権前に起こってしまった。 ≪佐藤は無念の2位≫佐藤は36キロ付近の佃大橋の上りで並走していた入船を引き離し、2位に入った。昨年12月の福岡国際で10位に終わり、このレースが選考会の再挑戦。「福岡のダメージは全然なかった」と約2カ月間の短いレース間隔で立て直した。雨などの悪条件だったこともあり、内定条件は満たせなかったが宗猛監督は「苦しいところで我慢できていた」と評価していた。 スポーツニッポン 2007年2月19日 |
マラソン:男子困った…世界選内定まだ1人
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