松坂大輔:初白星 奪三振7 六回途中で降板——贯通日本资讯频道
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松坂大輔:初白星 奪三振7 六回途中で降板

【ブラデントン(米フロリダ州)村田隆和】米大リーグ、レッドソックスの松坂は21日、当地でパイレーツとのオープン戦に先発し、オープン戦最長となる5回3分の2を投げ1安打2四死球1失点で、大リーガー相手から初白星を挙げた。奪三振は最多の7をマークした。一回、先頭打者に死球を与え、4番ラローシュに右前適時打を打たれたが、二回から四回までは3者凡退に抑えた。六回2死を取ったところで予定投球数に達しため降板。岡島は九回に4番手で登板し、3人で抑えた。松坂の次回登板は26日(日本時間27日)のレッズ戦の予定。

 ◇7000人がスタンディングオベーション

 六回1死から三振を奪うと、フランコナ監督がマウンドに歩み寄った。予定していた球数に近い92球を投げていた。投手交代が告げられる。マウンドを降りる松坂を約7000人の観衆がスタンディングオベーションで迎えた。

 スタンドを見渡し、ペコリと頭を下げる松坂。「日本ではイニング途中で交代して、スタンディングオベーションを受けた経験がない。うれしかったですけど、どう応えていいかわからなくて」と、照れくささを隠さなかった。

 だが、称賛を受けるに値するピッチングだった。強風がマウンドからホーム方向に向かい、吹き付けていた。制球が難しかったうえ、この日はボールがシュート回転。直球のコントロールにも苦しんだ。

 それでも、悪いなりに投げられる強みは、日本にいたころと変わっていない。一回2死からラローシュに右前適時打を打たれた直後、2年連続30本塁打100打点をマークしているベイを縦のスライダーで三振に仕留める。回を追うごとに安定感は増し、四回には、ラローシュに、この日最速の96マイル(約154キロ)の速球を投げ込んで三振を奪い、適時打の返礼をした。

 速球の制球に苦しんだと聞き、フランコナ監督は「何てことだ。これで悪かったって言うなんて。見てる方は楽しいのに」。捕手のバリテックも「直すところなんて、どこもない」と、松坂の快投をほめたたえる。

 開幕まで約2週間。試走期間を終え、松坂がいよいよ本領を発揮し始めた。【村田隆和】

毎日新聞 2007年3月22日 9時59分 (最終更新時間 3月22日 10時12分)

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