27日の練習。レッドソックスの松坂は、試合後の記者会見を拒否した26日のレッズ戦から、しっかり気持ちを切り替えていた。チームメートのウェークフィールド投手から決め球ナックルボールを教わって“遊び”で投げるなどリラックスした様子で、いつもの笑顔が戻った。
最大の理由は精神面にあった。「試合前から試合に向かう気持ちになっていなかった。打者に対してなかなか集中できなかった」。感情の起伏を表に出す方ではないが、過去に似た経験はあるという。「どうしてもこうなるときはある。シーズン中はどんなに状態が悪くても打者を抑えることに集中するけど…」と話した。
この日は午前中、米国で生活する上での安全面の講習を受けた。銃社会の怖さや夜間外出の危険などを説かれたが、今は盛り場などには「興味がない」。真っすぐに野球と向き合っていく。(共同)
毎日新聞 2007年3月28日 17時26分