レッドソックスのジョン・ファレル投手コーチ(44)が21日(日本時間22日)、松坂大輔投手(26)に対し、自由調整特権を与える方針を明らかにした。投球練習の不足を訴えていた同投手に、開幕までの調整方法を一任する。それに伴い、練習メニューを一部変更。22日からブルペン投球の順番を最終組とし、時間無制限で投球練習できる環境を整えた。 練習終了後にフランコナ監督と会談したファレル投手コーチがこう明かした。「彼が日本でやってきた調整が快適であるなら、それが一番いい形だと考えている」。早速22日の松坂のブルペン投球の順番を変更。これまで5組のグループのうち最初に投球を行っていたが、最終組に回し、時間無制限でブルペン投球させることを決めた。またオープン戦期間中の調整は投球数を含め、すべてが本人任せとなる。 松坂は「投げるために必要な筋力は投げてつくっていくものだと思う」が持論。投げ込みは肩の筋肉をつくると同時に、投球フォームを固める重要な意味合いを持つ。それだけに首脳陣の決定は朗報だ。 エース級にしか与えられない異例の特権。翌22日には早速、最終組でブルペン入りし、ヘンリー・オーナーの前で103球を投げ込んだ。西武時代には1日300球を超す球数で調整してきた怪物。今キャンプ最多の投球数で投げ込み不足解消へ右腕をうならせた。 ≪赤ハンカチで岡島アピール≫岡島がハンカチ王子ならぬ「ハンカチOKAJI」になる。知人を通じて入手した赤いハンカチを使って汗をぬぐい「メジャーの練習は合間にインターバルがない。話題性だけではなく実用性も兼ねてのもの」と説明した。シーズン中も使うつもりで「フェンウェイ・パークでコールがかかってみんなが赤いハンカチを振ってくれればいいですね」と自らのトレードマークにする意向だ。 スポーツニッポン 2007年2月23日 |
松坂大輔:エース特権!早速103球投げ込み
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