ホームレスの次はニート! 俳優小池徹平(23=WaT)が映画「ブラック会社に勤めてるんだが、もう俺は限界かもしれない」(佐藤祐市監督、今冬公開予定)に主演することが12日、分かった。同作で主演映画は4作目。「ラブ★コン」(06年)の高校生、「KIDS」(08年)の少年、そして「ホームレス中学生」(08年)の中学生をへて、初めて等身大の“大人の役”に巡り合った。 作品は、高校を中退した主人公が数年間のニート生活を経て実社会に飛び出し、ブラック会社(問題企業)に就職。追い詰められた環境の中、成長していく物語で掲示板サイト「2ちゃんねる」に書き込まれた実話が原作になっている。小池は「初めて本当の年齢に見合った等身大の会社員(20代半ば)の役に挑戦します。難しい役だとは思いますが、体当たりでぶつかっていこうと思っています」。 ニートではないが、小池自身も仕事のない日々が続き、マネジャーから「大阪に帰れば?」と告げられたつらい過去を持つ。「絶対にやめません!」と踏ん張ってスターダムを駆け上がってきただけに、主人公とは気持ちが通じるようだ。「脚本もとても面白く、笑う部分もたくさんあって佐藤監督の演出も楽しみ」。19日予定のクランクインを指折り数えながら役作りに余念がない。 WaTでコンビを組むウエンツ瑛士の代わり?に、今回はウエンツの大親友の品川祐と共演する。品川は「ウエンツに『徹平君と共演する』と言ったら、『心まで持っていかれないで』と言われた」と笑わせた。約1カ月の撮影期間で、男同士の三角関係に発展する可能性もありそうだ。 音楽と俳優の両立を目指して「福山雅治が目標」と公言する小池。初の等身大役主演を演じ、あこがれの福山に近づこうとしている。
|