世界三大映画祭の一つ、ベネチア国際映画祭の最高賞を争う『コンペ部門』に新作がノミネートされている北野武監督が３日、公式上映に臨み、ファンから喝采を浴びました。

　北野武監督の新作『アウトレイジ ビヨンド』はベネチア映画祭の最高賞『金獅子賞』を争うコンペ部門にノミネートされています。作品は、日本の暴力団内部の抗争を描いた『アウトレイジ』の続編で、激しい言葉の応酬や銃撃シーンなどの強烈な暴力描写が特徴です。

　「とても気に入りました」
　「皮肉ですがあまりにもグロテスクすぎる殺し方なので、逆に笑ってしまいます」（観客）

　「関西弁と関東弁のガラの悪いどなりあいが一番面白いなと思って、漫才と同じだから言葉の格闘技で、それを暴力だっていって、暴力シーンを言葉の暴力シーンに置き換えたとほくそ笑んでいたらベネチアに来ることになって、どうしようかと思った」（北野武監督）

　北野監督自身８回目となるベネチアで再び『金獅子賞』の栄誉に輝くことができるか、発表は今月８日です。（04日08:17）