尖閣諸島での漁船衝突事件の波紋は、さらに拡大しています。
衝突事件は、思わぬところに飛び火していました。財団法人「日本釣振興会」のホームページが、18日にサイバー攻撃を受けていたことが警察からの連絡を受けてわかりました。
「なんでウチなの!?っていう。『釣』と『日本』がひっかかってウチがやられたんじゃないか」(財団法人「日本釣振興会」・高橋裕夫事務局長)
中国が領有権を主張する日本の尖閣諸島は、中国名で「釣魚島」と呼ばれています。振興会によりますと、警察がホームページをチェックした際、画面に「中国国旗」が表示され、その後、閲覧不能となったといいます。
「(Q.攻撃を受ける心当たりは?)全くありません。純粋に釣りの団体・振興だったりしますので」(財団法人「日本釣振興会」・高橋裕夫事務局長)
振興会は、「子供の釣り教室や釣り場の環境保全」などが主な活動。中国との交流は一切ないと話します。サイトの改ざんを巡っては、今月に入り警察庁のホームペ-ジが一時閲覧不能になっています。
警察庁によりますと、中国からの攻撃である可能性が高いといいます。(21日23:22)