広島県呉市の山で女性の遺体が見つかった事件で、逮捕された16歳の男女が、山へ向かう途中の車内でも被害者の少女の体にたばこの火を押しつけるなどの激しい暴行を加えたと供述していることが、捜査関係者への取材で分かりました。
この事件では、死体遺棄の疑いで逮捕された16歳の男女6人や、被害者の少女ら合わせて8人が、1台の車に乗って呉市の灰ヶ峰に向かったとされています。
捜査関係者によりますと、容疑者の少年少女のうち数人が、被害者に対して、「車の中で顔や胸にたばこの火で根性焼きをつけた」「床に寝かせて踏みつけたり蹴ったりした」などと、激しい暴行を加えたと供述しているということです。
警察は18日、車を運転していたとみられる瀬戸大平容疑者(21)の自宅がある鳥取県内で、犯行に使われた車両を押収しました。警察は車内に血痕などの暴行の形跡がないか詳しく調べることにしています。(19日11:32)