【ワシントン=岩本昌子】全米自営業者連盟(NFIB)が10日に発表した1月の米中小企業の楽観度指数(1986年=100、季節調整済み)は前月から2.5ポイント低下の97.9だった。4カ月ぶりに下がった。同指数を構成する10の細目のうち7項目が低下。特に今後の景況見通しや販売見通しの低下が全体を押し下げた。
楽観度指数は昨年12月に約8年ぶりの水準に上昇していた。NFIBは1月の結果について「米中小企業の状態はまだ通常の範囲内にある」と分析。「中小企業でも求人を埋めるのが難しくなってきたと答える割合が増えてきたのは良い知らせだ」としている。