「中国商務部(省)と税関総署はこのほど、対外貿易と外資誘致、対外投資などのデータを発表し、2020年1月の経済情勢に関して報告した。」
▷ 1月の外資誘致の状況
中国の実行ベース外資使用額は今年1月、前年の発展の流れを維持し、前年同期比4.6%増の916億1000万元(1元は約16.4円。ドル換算では同6.2%増の134億7000万元。銀行、証券、保険分野を除く。以下同)だった。
産業別に見ると、第3次産業の実行ベース外資使用額は同11%増の684億6000万元で、中国の実行ベース外資導入額の74.7%を占めた。うち卸売・小売業は同27.2%増、宿泊・飲食業は同71.5%増、レンタル・ビジネスサービス業は同49.8%増。
▷ 1月の対外投資の状況
中国域内投資者は今年1月、世界137カ国・地域の域外企業1117社を対象に非金融類直接投資を行った。投資額は前年同期比7.7%減の累計575億7000万元(1元は約16.4円。ドル換算では同9.5%減の83億2000万ドル)だった。対外請負プロジェクト新規契約額は同74.2%増の1082億5000万元(ドル換算では同71%増の156億5000万ドル)。対外労務協力による各種労務者派遣数は1万9000人、1月末の在外各種労務者は97万2000人。中国の今年1月の対外投資協力には主に▽「一帯一路(the Belt and Road)」諸国との投資協力が急成長▽対外投資構造が持続的に多元化▽対外請負プロジェクトの大型新規契約が増加――という3つの特徴があった。
▷ 関連データ
・1月のCPI
中国国家統計局は10日、公式サイトで、1月の消費者物価指数(CPI)と工業品卸売物価指数(PPI)を発表した。1月、CPIは前年同期比で0.3%下落した。そのうち、都市部は0.4%下落、農村部は0.1%下落だった。食品価格は1.6%上昇、非食品価格は0.8%下落、消費品価格は0.1%下落、サービス価格は0.7%下落だった。CPIの前月比は1.0%上昇した。そのうち、都市部が1.0%上昇、農村部が1.1%上昇だった。食品価格は4.1%上昇、非食品価格は0.3%上昇だった。消費品価格は1.5%上昇、サービス価格は0.2%上昇だった。
・1月のPPI
1月、PPIは前年同期比で0.3%上昇、前月比で1.0%上昇した。鉱工業生産指数(IPI)は前年同期比で0.9%上昇、前月比で1.4%上昇した。
(編集JZ)
「人民網日本語版」2021年1月26日