名古屋市内のアパートで森外茂子さん(77)を殺害したとして、名古屋大の女子学生(19)が殺人容疑で逮捕された事件で、名古屋地検は12日までに、精神鑑定するための「鑑定留置」を名古屋簡裁に請求し、認められた。決定は10日付で、期間は5月12日までの3カ月間。
愛知県警などによると、女子学生は「小さいころから人を殺してみたかった」などと供述。調べには淡々と応じているものの、森さんを殺害した理由や犯行後の行動などに不可解な点があることから、刑事責任能力の有無を慎重に判断する必要があるとして、鑑定の実施を決めたもようだ。
女子学生は昨年12月7日、名古屋市内の自宅アパートで森さんを手おので殴ったうえ、マフラーで首を絞めて殺害したとして、先月27日、県警が殺人容疑で逮捕した。