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4月16日、党鳩村桂黔烏英苗寨で、楓の大木の下でオープンクラスを開き授業をする梁孟香さん(撮影・黄孝邦)。 |
1999年10月生まれの梁孟香さんは、広西壮(チワン)族自治区融水苗(ミャオ)族自治県桿洞郷党鳩村出身のミャオ族女性で、現在は広西科技師範学院で学んでいる。新型コロナウイルスの感染状況の影響を受け、休暇期間が延びたことから、梁さんは、母親世代の女性たちに標準語を教える「バイリンガル貧困脱却支援員」という課外指導員に招かれた。彼女は、故郷の貧困脱却の難関攻略に微力でも貢献することは大変意義深いと考え、同じように感じた周囲の大学生も次々と課外指導員の仲間に加わっている。新華網が伝えた。
党鳩村は、極めて辺鄙な場所にある貧困が深刻な村落で、40歳以上の女性のほとんどが、学校教育を受けた経験がなく、言葉の壁は、長年の間、貧困を生み出す重要な原因の一つとなっていた。無料義務教育の普及や農村における義務教育学生の栄養改善計画の実施など一連の教育恵民政策が全面的に実施されるに伴い、村の女子児童は、優れた教育を受けられるようになっている。梁さんや同世代の若者たちは皆、大学に進学している。
今年2月以降、党鳩村の一部女性に「学校に通う」機会が訪れた。柳州市民族・宗教委員会と融水ミャオ族自治県婦人連合会は、党鳩村桂黔烏英苗寨試行地で、「バイリンガル・双方向」標準語クラスを開講し、帰省中の大学生や高校生を指導員として迎え、一部の留守宅を守る女性たちに標準語レッスンを行っている。(編集KM)
「人民網日本語版」2020年4月29日