12日の東京株式市場で日経平均株価/dx/async/async.do/ae=P_LK_ILTERM;g=96958A90889DE2E6E3EBE2E4EBE2E3E5E2E1E0E2E3E29BE0E2E2E2E2;dv=pc;sv=NXは大幅反発した。終値は前営業日比327円04銭(1.85%)高の1万7979円72銭だった。終値としては2007年7月24日(1万8002円03銭)以来、約7年7カ月ぶりの高値水準となった。外国為替市場で円相場が対ドルで120円台前半に下落し、約1カ月ぶりの円安・ドル高水準となったことで、輸出関連株を中心に買いが優勢だった。
日経平均は朝方から買い優勢の展開が続いた。米株式相場が10~11日の2日間で100ドル以上上昇したことで買い安心感が広がっていたほか、円安・ドル高の進行で主力輸出企業の輸出採算の改善を期待した買いが入った。トヨタや富士重など自動車関連銘柄が買われた。加えて、取引時間前に公表した国内経済指標が市場予想を上回る好内容だったことも、相場を下支えした。
午後の取引開始直後には、円相場が再び下げ幅を広げたことと連動するように、取引時間中としては14年12月8日以来、約2カ月ぶりに1万8000円台を回復する場面があった。安倍晋三首相が午後1時頃に衆院本会議で施政方針演説に臨み、環太平洋経済連携協定(TPP)交渉の早期妥結を目指すなどと発言したが、相場への影響は限定的だった。ギリシャ情勢を巡る不透明感が根強いうえ、円安が一方向に進むとの見方が少なく、1万8000円をやや下回る水準でもみ合う展開が続いた。
JPX日経インデックス400は4日続伸。終値は前日比196.34ポイント(1.52%)高の1万3136.59を付けた。東証株価指数/dx/async/async.do/ae=P_LK_ILTERM;g=96958A90889DE2E6E3EBE2EAE5E2E3E5E2E1E0E2E3E29BE0E2E2E2E2;dv=pc;sv=NX(TOPIX)も4日続伸した。
東証1部の売買代金は概算で3兆1600億円と、14年12月12日以来2カ月ぶりの水準に膨らんだ。輸出関連を中心に幅広い銘柄の取引が活発だった。トヨタや三菱UFJ、ソフトバンクなど大型株/dx/async/async.do/ae=P_LK_ILTERM;g=96958A90889DE2E6E3EBE3EBEBE2E3E5E2E1E0E2E3E29BE0E2E2E2E2;dv=pc;sv=NXの売買が活発だったことが売買代金の押し上げに影響した。売買高は27億7325万株だった。東証1部の値上がり銘柄数は1258、値下がりは497、変わらずは107銘柄だった。
東証2部株価指数は反発した。日本プラストとアートSHDが上げ、ニホンフラと日本精機が下げた。〔日経QUICKニュース(NQN)〕