【リオデジャネイロ=宮本英威】ブラジル・リオデジャネイロのカーニバル(謝肉祭)は15日夜(日本時間16日午前)、最大の見せ場となる精鋭12チームのパレードが始まり、最高潮を迎えた。激しい雨が降る中、きらびやかな衣装をまとったダンサーらがサンバのリズムに乗って行進。収容人数7万人以上のカーニバル専用会場「サンボドロモ」に集まった観客から歓声が上がった。
パレードは予定時刻より約1時間遅れて始まった。下部リーグから昇格して最初に登場した「ビラドウロ」のテーマはアフリカ文化。チョウやタツノオトシゴなどの生きものをモチーフにした山車でパレードした。
リオの観光当局はカーニバル期間中、国内外から約98万人の来訪、7億8200万ドル(約930億円)の観光収入を見込んでいる。
パレードはコンテスト形式で15、16両日の夜から未明にかけて行われる。1チーム当たり4千人ほどが参加し、衣装や山車の出来栄え、打楽器の演奏などを競う。最下位となったチームは来年のカーニバルで「2部」に降格する。