(写真著作権は東方ICが所有のため転載禁止)
華為(ファーウェイ)は22日夜、新機種の折りたたみ式フラグシップ機「MateX2」を発表した。同社常務取締役を務める消費者事業CEOの余承東氏は、「MateX2に向け十分な生産能力を確保している。また同機種は自社開発OSである鴻蒙にアップグレードされる最初の機種になる」と述べた。中国新聞社が伝えた。
ファーウェイは2019年に第1世代折りたたみ式MateXを発表し、5G折りたたみ式携帯電話の新時代を切り開いた。昨年はさらに第2世代のMateXsを発表した。
22日夜に発表された新機種の折りたたみ式携帯電話には、内側への折りたたみ、シームレスで折りたたみの痕跡が目立たない設計、二重旋回ドロップ型ヒンジ、8:7.1黄金比の8インチ没入型大型ディスプレイなど複数のイノベーションがある。
チップについて、MateX2はファーウェイが独自開発した「麒麟90005GSoC」を搭載。余氏は、「MateX2の発売は25日に正式に始まる予定で、十分な生産能力を確保している」とした。
MateX2はOSでも革新的なところがある。ファーウェイは昨年12月に「Harmony(鴻蒙)OS2.0」の開発者向けベータ版を公開し、同OSのファーウェイ製携帯電話への搭載が期待されてきた。余氏は発表会で、今年4月よりファーウェイのフラグシップ機が順次HarmonyOSにアップグレードされ、その第1弾がMateX2になると発表した。
MateXの256GBモデルの販売価格は1万7999元(1元は約16.3円)、512GBモデルは1万8999元。現在中国国内トップ200に入っているアプリは100%大型ディスプレイに対応している。読書、動画、ネット通販、ゲーム、SNS、オフィスワーク、移動、資産管理など複数のシーンをカバーしている。(編集YF)
「人民網日本語版」2021年2月24日