【ナイロビ=共同】エボラ出血熱の感染が深刻な西アフリカのリベリア、シエラレオネ、ギニアの3カ国の首脳は16日、60日以内にエボラ熱の新規患者の発生をゼロに抑えるとの目標を設定したと明らかにした。ロイター通信が伝えた。
世界保健機関(WHO)によると、エボラ熱の死者は9千人を超えた。感染拡大のペースは鈍化したが、8日までの1週間の新規感染者は144人と前週や前々週を上回り、予断を許さない状況が続く。
AP通信などによると、国別で最多の死者が出ているリベリアで16日、エボラ熱の感染対策として約半年間閉鎖されていた学校が再開された。感染者数が最多のシエラレオネでも3月末から再開する予定。