【ワシントン=吉野直也】米コンピューター大手ヒューレット・パッカード(HP)の最高経営責任者(CEO)だったカーリー・フィオリーナ氏(60)は29日の米FOXニュース番組で、2016年米大統領選に共和党から出馬する可能性は「90%以上だ」と明言した。「支援団体や資金面の調整があり、4月下旬から5月上旬に表明する」と語った。
フィオリーナ氏はヒラリー・クリントン前米国務長官が公務で私用メールアドレスを使っていた問題について「意図的に隠そうとしている」と批判。「1台で2つのメールアドレスを使えないと言う人が科学技術を理解していないのは明らかだ」と強調した。
フィオリーナ氏は米誌が「最強の女性経営者」番付でトップに選んだこともあり、知名度は高い。2010年米中間選挙では上院選に出馬したが、落選した。