【シリコンバレー=藤田満美子】米半導体大手のマイクロン・テクノロジーが1日発表した2014年12月~15年2月期決算は、純利益が前年同期比28%増の9億3400万ドル(約1118億円)、売上高が1%増の41億6600万ドルだった。スマートフォン(スマホ)などに使われるNAND型フラッシュメモリーの販売が堅調だった。
実質1株利益は0.81ドル(前年同期は0.85ドル)。売上高、実質1株利益ともに市場の事前予測を上回ったが、今後の業績について慎重な見通しを示したため、1日の米株式市場の時間外取引で株価は一時、同日終値比で2%超下落した。
マーク・ダーカン最高経営責任者(CEO)は電話会見で「製品群を拡充し、バランスのとれた顧客基盤を確保する戦略が奏功している」と強調した。