【シンガポール＝菊池友美】シンガポール通産省は14日、同国の１～３月の実質国内総生産（ＧＤＰ、速報値）が前年同期比2.1％増えたと発表した。前年同期の成長率4.6％から大きく減速した。建設業は堅調だったが製造業は不振だった。

同国の金融通貨庁（ＭＡＳ）は同日発表した金融政策見直しで「小幅で緩やかなシンガポールドル高」を促す現行の政策を据え置いた。ＭＡＳは通常、４月と10月に金融政策を見直すが、今年１月には異例の緊急変更を発表。金融政策を緩和方向に小幅修正した。