駐車場事業などのトラストホールディングス(HD)は都市型日帰り温泉施設を展開する。第1弾を21日、山口県下関市に開く。和風の建屋で19の風呂やレストランを備え、近隣施設の買い物客らの利用を想定する。1カ月に2万人の来客を見込み4000万円の売上高を目指す。
トラストHD傘下で分譲マンション販売のトラストネットワーク(福岡市)が「和楽の湯 下関せいりゅう」を商業施設「ゆめモール下関」敷地内に開く。延べ床面積は約1460平方メートル。投資額は6億5000万円。
掘削した源泉を沸かした天然温泉で、露天風呂や家族風呂もある。レストランはビュッフェ形式で96席。和食など約50種類の料理を提供、山口の食材も取り入れた。料金は温泉が平日1200円、レストランは昼が大人1580円。
同社は福岡県那珂川町の山あいで温泉施設を運営しており、蓄積したノウハウを活用する。