農産物加工や販路開拓を手掛けるあきた食彩プロデュース(秋田市)は、秋田県仙北市に農産物の加工・販売、飲食店を併設した「食彩・町家館」を19日に開業する。2016年秋をめどに開業予定のホテルと併せた「食・農・観」の複合拠点の中核施設となる。
町家館が立地するのは武家屋敷やシダレザクラで有名な仙北市角館町の中心部。鉄骨2階建てで周辺の景観に調和するように町家風の外観にした。1階は物販や飲食スペースと地元食材の加工場を併設。2階は健康志向のレストランを設ける。店舗面積は678平方メートル。
老朽化で取り壊しになった商業ビル・ホテルの跡地を活用した。町家ホテル(仙北市)と北都銀行(秋田市)、同銀行系のあきた食彩プロデュースが複合拠点を整備する計画だ。町家ホテルは50室規模のホテル建設を計画している。北都銀も隣接地に町家風の外観にした角館支店を移転新築する。