2020年東京五輪・パラリンピックのメーン会場となる新国立競技場について、整備主体の日本スポーツ振興センター(JSC)は14日、設計・施工に応募した2陣営が外観イメージや整備費、工期などをまとめた「技術提案書」をホームページで公表した。JSCは月内に事業者を選ぶ。
2陣営の案はいずれも木の特徴をいかした内容。A案は屋根に木を多用したデザインで、整備費は1489億円の予定。B案は72本の木製の柱でスタンドを囲む外観で、同1496億円を見込む。
JSCは業者名を明らかにしていないが、A案が大成建設などのグループ、B案が竹中工務店、清水建設、大林組の3社が組んだグループとみられる。