連合主催の第86回メーデーが29日、全国各地で開かれた。東京・代々木公園を会場とした中央大会には約4万人(主催者発表)が参加。連合の古賀伸明会長は「政府が進めようとしている労働者保護ルールの改悪は大きな課題を含んでいる。長時間労働を是正し、過労死の一掃を目指さなければならない」と訴えた。
大会には、塩崎恭久厚生労働相や枝野幸男民主党幹事長らも出席。塩崎厚労相は「女性や若者の活躍促進などにしっかり取り組み、経済の好循環の維持、拡大に貢献していきたい」と話した。
参加した都内のスーパーに勤める男性(35)は「消費税率が今後10%に上がると、消費者の財布のひもが締まるのでは。政府は効果的な施策を打ち出してほしい」と厳しい表情だった。