石破茂地方創生相は31日、都内で開いた地方創生フォーラム「地方で暮らす、日本が変わる」(日本経済新聞社主催)で講演し「地方が消滅すると、東京も遅れて消滅に向かい、日本がなくなってしまう」と述べ、地方への移住や企業移転を促す政策を拡充する考えを示した。
石破氏は食料やエネルギー、人材の面で東京は地方に依存しており「東京だけで存続していくのは不可能だ」と強調。そのうえで「地方への移住に関心がある人は4割もいる」と指摘し、移住希望者のニーズに合わせて仕事や子育て環境などの情報提供を強化するとした。
「地方居住で始まる新しい未来」と題したパネル討論では、地方で農業や地域おこしに取り組む移住者らが、移住のやりがいや可能性を語り合った。