【ロンドン=共同】英教育誌タイムズ・ハイヤー・エデュケーションは10日、中東を含むアジアの今年の大学ランキングを発表した。東京大が2013年の発表開始以来3年連続でトップだったが、上位100校に入った日本の大学は昨年より1校少ない19校で、21校の中国に初めて校数で首位の座を譲った。
13年に22校だった日本は2年連続の減少となり、昨年2位の中国に逆転を許した。今回の19校も東大や神戸大などを除く15校が昨年より順位を下げており、同誌は「中国に対抗するため研究投資を増やさなければならない。迅速に対処すべきだ」と指摘している。
日本に続く3位は昨年と同じ韓国で13校。
日本勢の大学はほかに京都大(9位)、東京工業大(15位)、大阪大(18位)、東北大(19位)、名古屋大(32位)など。
学生1人当たりの教員数や論文の影響力、国際化の度合いなど13の指標で比べた。同誌は世界の大学ランキングも毎年発表している。