リニア中央新幹線の名古屋駅建設に必要な用地を買収するための事前説明会が17日夜、名古屋市内で開かれた。終了後、JR東海の担当者は取材に応じ、7月にも補償額を提示して個別交渉に入る考えを示した。
関係者によると、説明会には地権者ら約70人が参加。JR東海は用地買収の進め方などを説明したほか、遅くとも2018年度までに同駅地区で用地買収を終えたい考えを示した。
参加者からは「国家プロジェクトには協力しないと」との声が上がる一方で、「一番心配なのは(買収)金額」という声が目立った。説明会は6月中に、計4回開かれる。
リニア中央新幹線は27年の品川―名古屋間開業を目指している。名古屋駅は南北に長い現在の同駅に交差する形で地下に建設する。