橋下徹大阪市長が代表を務める地域政党「大阪維新の会」は5日、国政政党「維新の党」に所属する近畿2府4県の地方議員でつくる政治団体「関西維新の会」の準備会初会合を大阪維新の本部で開いた。維新の党を離党した橋下氏が大阪維新をベースに10月に結成する新党が掲げる政策を関西で共有して進めるための政治団体になる見通しだ。
初会合には各府県の地方議員の代表者計17人が参加した。今後は連携しながらそれぞれの府県の議会で議員給与の削減や公務員改革などを提案していく方針を確認した。
準備会の代表に就任した今井豊大阪府議(大阪維新副代表)は記者団に「参加者は改革を共有しながら、大阪維新の会とともに行動したいというのが前提ではないか」と発言した。
関西維新の会は8月19日付で総務省に政治団体として届け出た。橋下氏は7月に開いた大阪維新の全体会議で「関西の政治グループをつくって、自立できるよう準備しておくように」などと言及。同じく離党した松井一郎大阪府知事(大阪維新幹事長)とともに、今後の2氏の政治活動の母体になるとみられていた。