神津里季生連合会長
神津里季生・連合会長(発言録)
(民進、希望両党の新党構想について)いま綱領、政策の議論がなされていると承知している。足元で、小さな違いを目立たせる議論もなきにしもあらずのようだが、今のとんでもない国会の状況、霞が関との関係を招いたのには、野党にも重大な責任がある。
政党が決めたことに対する組織人としてのあり方を含めて、きちんとした姿に収斂(しゅうれん)することを強く望む。小異を捨てて大同につくだとか、組織決定を受け止めて、そのことを今の政治状況で実践していくことが、政治家に求められていることだと思う。
(民進党分裂に伴って離散した国会議員らが参加する勉強会の)連合フォーラムの議員も独自の動きを取ろうとか、分派の動きも一部にあると聞くが、連合フォーラムに入っているから、私どもはどうあっても個々の人たちを応援することが自動的に決まっているわけではない。
今、こういう大きな政治状況の中で、一政治家として信頼感のある立ち居振る舞いがないと、私どもとしては、心より応援することにはなりえないことも冷厳たる事実であります。(記者会見で)