甲府地方気象台は11日、富士山が初冠雪したと発表した。平年より11日遅く、昨年よりは5日早い。麓の山梨県富士吉田市も同日、「初雪化粧宣言」を出した。
甲府地方気象台によると、午後3時半ごろ、9合目付近が冠雪しているのを確認した。山頂付近の気温は氷点下で、前線の影響による雨雲が山頂にかかり、10日の午後9時ごろ以降に雪を降らせたとみられる。
甲府地方気象台は、富士山頂の1日の平均気温が最も高かった日以降に、山の一部が初めて雪や氷で白く見えることを「初冠雪」としている。富士吉田市は2006年から独自の観測に基づき「初雪化粧宣言」を発表している。〔共同〕