【グラスゴー(英国)=共同】体操の世界選手権に出場する日本男子で初代表に選ばれていた長谷川智将(日体大)が21日、英国のグラスゴーで行われた本会場練習で股関節痛を悪化させ、補欠の早坂尚人(順大)と交代することになった。国内で待機していた第2補欠の山室光史(コナミスポーツク)を現地に緊急招集することも決まった。
負傷した長谷川は練習から車いすで途中退場し、水鳥寿思監督は「見た限りではなかなか厳しい状況」と欠場の可能性を示唆していた。大会は23日に開幕し、37年ぶりの団体総合制覇を目指す日本男子は25日の予選に登場する。
個人総合で6連覇が懸かる内村航平(コナミスポーツク)は跳馬で大技の「リ・シャオペン」に成功したが、平行棒や鉄棒、床運動で珍しくミスが出た。左足首痛で出遅れていた加藤凌平(順大)は平行棒や鉄棒で着地を止め、出場のめどが立った。白井健三(日体大)は好調だった。
7連覇を狙うライバルの中国も日本と同じ班で演技し、高難度の演技構成で強さを印象付けた。