記者会見で答える内村航平=リオデジャネイロ、永島学撮影
体操の男子団体総合で金メダルとなった内村航平や白井健三ら5選手が11日、リオデジャネイロ市内で記者会見した。前日に個人総合で優勝を果たした内村は「個人総合の演技は、3回目の五輪にしてようやくノーミスでいい演技をできた。かなり、やり切った感はあった」と振り返った。
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リオオリンピック
内村は、「ブラジル入りしてからずっと、気持ちを高めたまま維持をしていた。ただただ、しんどかった」。個人総合で銀メダルとなったオレグ・ベルニャエフ(ウクライナ)については、「ボクよりも高い難度点で、五輪にすごく調子を合わせてきた。今回は負けてしまうのではないかと思うぐらい、すごい気迫を感じた」と振り返った。
団体のメンバーからは試合中のエピソードも出た。山室光史は「団体決勝で加藤凌平がすごくいい試合内容をし、航平が『化け物だな』といっていたけど、昨日の結果を見た感じでは、一番は航平が化け物だった」。加藤は「(内村が)喜びを言葉だけで表現できなかったのか、ボク(の試合内容)をすごく褒めてくれながら、『おまえ、さすがだな。ほんとに。お尻、思い切り蹴っていいか』と言われた」などと話した。(永島学)