4日午前1時ごろ、神奈川県綾瀬市大上5のアパート一室で家族とみられる男性3人が倒れているのが見つかり、うち2人が死亡、1人が病院に運ばれた。大和署によると、3人は腹などに複数の傷があり、うち1人とみられる男性から直前に「父と兄を殺した。自分も死ぬ」と電話があった。署は無理心中の可能性もあるとみて、身元の確認を急いでいる。
室内に血の付いた刃物が1本落ちていた。電話は午前0時15分ごろにあり、駆け付けた署員が玄関の郵便受けの隙間から倒れている人を確認。ガラスを割って室内に入り、倒れている3人を発見した。玄関の鍵はかかっており、外部から侵入した跡はなかった。
現場は相模鉄道さがみ野駅の南約1キロの住宅地。〔共同〕