ドイツ連邦統計局が22日に発表したデータによると、新型コロナウイルス感染症の影響を受けながらも、2020年の中国とドイツの二国間貿易額は前年比3%増の約2121億ユーロ(1ユーロは約127.8円)に達し、中国は5年連続でドイツにとって最も重要な貿易パートナーになったという。新華社が伝えた。
データによると、20年のドイツの対中輸入額は前年比5.6%増の約1163億ユーロだった。対中輸出額は約959億ユーロだった。2番目の貿易相手国のオランダとの貿易額は8.7%減の1728億ユーロで、3番目の米国との貿易額は9.7%減の1716億ユーロだった。
過去数十年間のドイツの最も重要な輸入元国のランキングをみると、中国は1980年の35位だったのが、90年は14位に上昇し、15年以降の中国は、ずっとドイツが輸入する製品が最多の国だった。
ドイツ貿易・投資振興機関の中国専門家のクリスティナ・オットー氏は取材に、「中国は2020年にはドイツの2番目の輸出先国であり、1番目の米国との開きが一層縮まった。中国経済の回復ペースが予想よりも速いことは、ドイツ経済にとって好材料だといえる」との見方を示した。(編集KS)
「人民網日本語版」2021年2月23日