ベラルーシの通信会社ベルテレコムは14日、華為(ファーウェイ)と協力し中国・ベラルーシ産業パークで実施した5G応用実験が同日、成功裏に終わったと発表した。新華社が伝えた。
ベルテレコムのニコラエビチ社長によると、中国・ベラルーシ産業パークで実施された5G実験では、ファーウェイの基地局を利用し、3.6GHzの周波数帯で自動運転、顔認証、パーク道路交通信号モニタリング、産業用ロボットなどの技術的実験が行われた。実験中の最大通信速度は1.235ギガビット毎秒。
ベラルーシ通信・情報化省のシュリガン大臣は、「中国・ベラルーシ産業パークはベラルーシ初の5G応用実験プラットフォームであり、その5G実験プロジェクトがスピーディに推進され、比較的大きな研究の進捗と実用化の価値を取得した。将来的により多くの5G設備と技術の生産及び研究開発企業がパークに入居し、ベラルーシの5G通信技術の発展と普及を共に促進することを願う」と述べた。
中国・ベラルーシ産業パーク開発会社の厳剛社長は「パークで展開された5Gネットワーク実験は、中国・ベラルーシ両国のハイテク分野におけるさらなる交流と協力の深化を促した。将来的により多くの5G技術協力がパーク内で研究開発と生産活動を展開し、パークをベラルーシ先端産業集約プラットフォームの一つにすることに期待する」と述べた。
活動の主催者は同日、スマート出入管理、ロボット、自動運転車の運転、道路モニタリング、8K動画再生などの5G実験状況のデモンストレーションを行った。
中国・ベラルーシ産業パークはミンスク空港付近に位置し、ベラルーシ最大の外資企業誘致・外資導入プロジェクトだ。2015年下半期に実質的な開発が始まってから、産業パークの開発がハイペースで推進されており、すでに中国、ロシア、米国、ドイツ、オーストリアなどの国の複数企業が入居している。(編集YF)
「人民網日本語版」2021年1月18日