全日本柔道連盟(全柔連)は9日、東京都文京区の講道館で理事会を開き、2019年世界選手権開催地に東京都の立候補を決めた。20年東京五輪テスト大会の位置付けで時期は8月、会場は日本武道館を予定。
全柔連の近石康宏専務理事によると、開催には総額約13億円が必要。国際連盟に支払う大会の認可料は10年に東京で開催した世界選手権の約3倍、600万ドル(約7億3800万円)に高騰し、同理事は「さらに上がれば撤退の可能性もあるが、何とかして捻出したい」と述べた。開催地は来年8月に決定する。17年はブダペストに決まり、18年はパリが有力。
理事会では、女性の地位向上や競技者増加などを目的とした「女子柔道振興特別委員会」を設置。山口県協会の吉岡剛会長が委員長を、厚生労働省出身の岩田喜美枝理事らが顧問を務める。〔共同〕