秋田県信用組合(秋田市)は来年1月、インターネットを使い小口資金を調達するクラウドファンディング(CF)の秋田県域版を立ち上げる。個人や企業の新たなプロジェクトや商品開発などを支援し、地域活性化に役立てる狙い。
「FAAVO(ファーボ)」の名称でCFを全国展開するサーチフィールド(東京・渋谷)と、このほど運営委託契約を結んだ。サーチフィールドのサイト内に1月上旬に「FAAVO秋田」を設置する。
サーチフィールドがシステム環境やノウハウを提供、信組はプロジェクトの起案者への事業計画の作成や資金調達の相談などの支援を行う。募集する資金は30万円~100万円程度を想定する。
開設当初に資金を募る案件として、ジュンサイの販売、野菜のドレッシング、麺類などの食品関係で3つのプロジェクトを検討している。
北林貞男理事長は「資金調達とともに、購入者に事業性や商品性を評価してもらうツールにもしていきたい」と話している。