フィギュアスケートの全日本選手権で、男子ショートプログラム(SP)首位の羽生結弦(ANA)が26日、夜のフリーに備えて札幌市真駒内セキスイハイムアイスアリーナで練習し、SP4位の村上大介(陽進堂)と衝突して転倒する場面があった。
2人ともすぐに起き上がり練習を再開。4連覇を目指す羽生は笑顔も見せたが、見守っていた関係者は一時騒然とした。
女子SPに臨む浅田真央(中京大)は練習で、トリプルアクセル(3回転半ジャンプ)を2度着氷するなどまずまずの動き。浅田不在の昨年に初優勝した宮原知子(大阪・関大高)はジャンプが乱れる場面もあったが、その後は安定した演技を披露して修正力の高さを示した。
大会は世界選手権(来年3~4月・米ボストン)代表最終選考会を兼ね、男子が2枠、女子が3枠を懸けて争う。〔共同〕