フィギュアスケートの世界選手権(来年3~4月・米ボストン)代表に選ばれた男子の羽生結弦(ANA)や女子の浅田真央(中京大)らが28日、札幌市内で記者会見し、前回2位の羽生は「もちろん優勝したいが、その前にNHK杯、グランプリ(GP)ファイナル同様にいい演技をする」と2シーズンぶりの王座奪回へ抱負を述べた。
羽生は現在の構成に組み込んでいる4回転トーループ、サルコーに続いて、4回転ループへの挑戦にも意欲を示し「4回転の種類はもっと増やすべき。3月までに練習していければ」とレベルアップを期した。
過去3度優勝の浅田は「自分に負けてしまう部分がある。自分に勝つということをテーマにしていきたい」と話し、前回2位で全日本選手権2連覇の宮原知子(大阪・関大高)は「今回得た自信をつなげていきたい」と意気込んだ。男子で初代表の宇野昌磨(愛知・中京大中京高)は「ショートプログラムとフリーで完璧な演技をしたい」と力強く語った。〔共同〕