日本サッカー協会が天皇杯全日本選手権の次回、第96回大会の決勝を大阪府吹田市の新スタジアムで開催する方針であることが31日、複数の関係者の話で分かった。大阪での開催が実現すれば、1960年に大阪市の靱サッカー場で行われた第40回以来56大会ぶりとなる。
天皇杯決勝は前々回まで50年近く、元日に国立競技場で行われてきたが、2020年東京五輪に向けた同競技場の建て替えで前回は横浜市の日産スタジアム、浦和とG大阪が対戦する今回の第95回は東京都調布市の味の素スタジアムでの開催となった。
日本協会は新国立競技場の完成まで、4万人以上の収容を基準に決勝会場を選ぶ方針を定めている。J1のG大阪の新たな本拠地として完成した新スタジアムを筆頭候補とし、試合を実施した際に芝や施設状況の問題がなければ正式決定となる見通し。〔共同〕