フィギュアスケートで2018年平昌冬季五輪の前哨戦として17年12月に予定されるグランプリ(GP)ファイナルが、日本開催となることが31日、関係者の話で分かった。福岡市で行われた13年大会では羽生結弦(ANA)が初優勝し、14年ソチ五輪へ弾みをつけた。自国開催のメリットは多く、男子で五輪2連覇を目指す羽生ら日本勢には追い風になりそうだ。
ファイナルはGPシリーズの成績上位6選手で争い、日本開催は5度目となる。日本スケート連盟の関係者は国際スケート連盟(ISU)と基本合意しているとして「五輪は2月。ファイナルから五輪代表選考会となる年末の全日本選手権までの期間が短く、日本開催は連戦となる選手のコンディションにとってプラスだ。移動や時差の負担もない」と話した。
開催都市は調整中。20年東京五輪に向けて東京・国立代々木競技場は改修工事が見込まれるため、名古屋、大阪など国内主要都市が候補になるとみられる。
今季のGPファイナルで羽生は世界歴代最高得点を更新して男子初の3連覇を達成した。〔共同〕