三星杯で4度決勝に進み4度とも優勝した柯潔。
囲碁世界一を決めるメジャー棋戦「2020三星火災杯」世界囲碁マスターズで3日午前、決勝戦3番勝負の第2局が行われた。中国の棋士・柯潔(カ・ケツ、23)が期待通り、韓国の囲碁界を代表する「00後(2000年代生まれ)」の「天才」、申眞諝(シン・ジンソ)を破り、2-0で優勝を決めた。澎湃新聞が報じた。
これまでの三星杯で、柯潔は3度決勝に進んで、いずれも優勝しており、今回で4回目の優勝となった。これで、世界一になった回数が8回を数え、古力(グ・リ)に並んだ。そして、中国で最も若い「八冠王」となった。
今回の優勝賞金は3億ウォン(約2766万円)。柯潔の優勝で、三星杯の優勝回数は中国が11回、韓国が12回、日本が2回となった。
申眞諝は、三星杯で優勝したことはないものの、今年はずっと絶好調をキープしており、勝利は90%を超えている。これまでに、申眞諝と柯潔は11回対戦し、柯潔の8勝となっている。
新型コロナウイルスの影響で、今回の三星杯は、インターネットを介したオンライン対局が採用された。
柯潔の優勝が決まると、中国囲棋協会から「棋聖」の称号を授与されている聶衛平(ニエ・ウェイピン)は、「グッド!グッド!グッド!」と喜びの声を寄せた。(編集KN)
「人民網日本語版」2020年11月5日