自民党の佐藤勉、民進党の安住淳両国会対策委員長は13日午後、国会内で会談し、空転している衆院環太平洋経済連携協定(TPP)特別委員会について、15日に安倍晋三首相が出席し集中審議をおこなうことで合意した。民進が求めていた党首討論も20日に実施することも確認。8日以来、停滞していた国会が正常化する見通しとなった。
民進、共産両党は8日の衆院TPP特別委の審議中、西川公也委員長(自民)の議事運営や、TPP交渉の一端を担ったとされる西川氏が出版予定の著書を巡る対応に反発し退席した。安住氏は13日の会談で、西川氏が公平な議事運営を徹底することなども求めた。