政府の非常災害対策本部会議で関係省庁などに指示を出す安倍晋三首相(左から5人目)。右奥画面内はテレビ会議でつないだ熊本県の蒲島郁夫知事=15日午前8時10分、首相官邸、飯塚晋一撮影
政府は15日午前、首相官邸で地震非常災害対策本部会議を開いた。安倍晋三首相は「被災者の救命救助は時間との勝負。救助活動に全力を期してもらいたい」と指示した。その上で、「避難の長期化も予想されることから、住環境の確保なども含め関係機関が一体となって被災者支援に取り組んでほしい」と述べた。
テレビ会議で参加した熊本県の蒲島郁夫知事は、「避難されている方は午前5時現在で4万4千人程度と相当数にのぼる。激甚災害の早期指定など全面的な支援をお願いしたい」と要望した。