安倍晋三首相は15日、衆院特別委員会で、熊本県で震度7を記録した地震の被害状況について、死者9人数百人が負傷、数万人が避難していると説明。「警察や消防、自衛隊など3千人を超える人員を投入した。(救助は)時間との勝負であり、部隊を最大限投入し、住民の安全確保に全力を尽くす。被災自治体と連携して食料や毛布などの必要な物資の確保やインフラの復旧など被災者支援に万全を尽くす」と述べた。
震度7 これまでの経過まとめ読み
特集:熊本地震
環太平洋経済連携協定(TPP)の承認案や関連法案を審議する衆院特別委員会は首相発言後、休憩になった。与野党は同日予定していた衆参の各委員会について、政府が災害対応に集中できるよう原則として審議を行わないことで合意した。