日本赤十字社と共同募金会は、熊本地震の被災者に配る「義援金」を、大分県にも配分することを25日までに決めた。これまで配分先を、最も被害が大きい熊本県だけとしてきたが、大分県内からの強い要望を受けて異例の対応を決めた。 義援金、大分に届かない? 意外と複雑、使い道に混乱も 日本赤十字社によると、今回の大分県への配分は「極めて例外的な対応」だという。 特集:熊本地震 熊本地震 災害時の生活情報 (タイムライン)熊本地震を時系列で 義援金は、被災地を支援する「災害救助法」の適用を受けたかどうかを目安に配る地域を決めている。熊本地震では、熊本県は同法の適用を受けたものの、大分県は適用を受けていない。 同法適用に至らなかった被災地への義援金は、過去には東日本大震災で5道県に配分した事例しか見あたらないという。 例外的な対応に踏み切った理由を、日本赤十字社は「大分県内から義援金を集めたいという非常に強いニーズがあり、調整をした結果」と説明する。 ただ、新たな課題も出ている。 日本赤十字社も、共同募金会も熊本県に渡すと説明をして義援金を募ってきた。このため、すでに集まった義援金を大分県に配分していいのか、議論があるという。 日本赤十字社は「過去の、どの時点からの義援金を大分に配分するか、線引きを検討している」。共同募金会も「大分への配分が決まったばかりで、状況を整理しているところ」としている。 大分県内では、独自に義援金を集める動きが広がっている。 日本赤十字社、共同募金会ともに大分県内の組織で専用口座を設けた。こちらの口座に集まった義援金は、大分の被災者に配分される。 また、大分県が22日から独自に義援金の募集を始めたほか、大分市も義援金を募っている。 ◇ |
義援金、大分県にも配布決定 日本赤十字社と共同募金会
新闻录入:贯通日本语 责任编辑:贯通日本语
相关文章
強い雨と霧、捜索中断 大分の土砂崩れ、なお4人不明
台風18号、暴風域広げながら北上 4人行方不明
台湾が九州豪雨の被災2県に義援金「一日も早く復興を」
安倍首相、九州豪雨の被災現場を視察
福岡・大分に大雨特別警報 土砂災害や河川氾濫に警戒を
地震義援金、大半を被災者支援に使わず 熊本・御船町議
左官職人のコテが生んだ芸術 100軒が集中する街
大阪・四條畷市長に28歳東氏初当選(15日の新市長)
捜査情報漏らした疑い、別府署の事務職員逮捕 大分県警
伊方原発差し止め求め集団提訴 対岸の大分県民264人
隠しカメラ設置、選挙違反の立件に至らず 大分県警
隠しカメラ設置場所、署幹部が了承 大分県警
「窃盗目的で熊本に」 地震に乗じた犯罪、善意も標的に
熊本地震、義援金57億円超 全壊世帯に20万円配布へ
大分・由布で震度5強 大分道で新たな通行止め
熊本出身女子ゴルファー義援金募る 90分で146万円
ロッテと広島、熊本の被災地へ義援金200万円寄付
義援金の現金書留を無料配達 日本郵便 熊本地震向け
車検証の有効期間を延長 熊本
熊本出身選手ら義援金呼びかけ「投球で熊本を元気に」
外国人旅行客に災害情報発信 政府観光局
日本赤十字社などの団体や企業、義援金を募集
日赤、義援金受け付け 6月30日まで 熊本地震
干しシイタケ、出荷価格2倍に 天候不順響く
還付金詐欺で捜査ミス 大分県警、犯人側に誤送金










