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正社員という働き方、いいことばかり? 専門家の見方は

作者:佚名  来源:asahi.com   更新:2016-5-22 22:08:29  点击:  切换到繁體中文

 

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朝日新聞デジタルのアンケート


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皆さんはどんな「働き方」をしているでしょうか。企業に勤める人では、最近は非正社員が増えるなか、なお正社員が多くを占めています。正社員は待遇が安定している半面、長時間労働などのマイナス面や、非正社員との格差も指摘されます。正社員という働き方に関する皆さんの意見とともに、専門家の見方を紹介します。


アンケート「正社員、どう思う?」


■「日本流」柔軟にいかして 今野(いまの)浩一郎・学習院大教授(人事管理)


「正社員」の明確な定義があるわけではありませんが、企業も働き手も長期雇用を前提にしている、という点で一致しています。


日本の正社員の根幹となっているのが新卒一括採用です。学校を卒業して就職するときは、まだ仕事の「素人」。企業は5年から10年かけて、教育投資の意味も含めて賃金を払い、育てていきます。それがいいシステムだと考えられてきました。


一方、欧米では、あるポストが空くと、その都度、別の場所から採用します。社内で教育するのではなく、外で育った人を採用します。


企業が人を育てている今の仕組みを変えるなら、社会で育てることになります。そのためには、大学教育を中心に日本の社会をがらりと変えないといけません。どちらがいいという証拠はありませんが、私は日本流がいいと考えています。


まず、一人前にするには働きながら教える方が効率がいい、という点があります。もう一つは、「素人」をとりあえず就職させることで、若者の失業率が低くなります。企業が「この仕事ができる人しか採用しない」という方針では、経験が少ない若い人には、できる仕事はあまりありません。


新卒一括採用だと、正社員のコースに入れるかどうか、卒業時の経済状況に左右される、という指摘があります。そうした問題は、「卒業後3年は新卒扱い」として採用すれば対応できます。新卒一括採用の仕組みを完全に変えてしまう必要はありません。


ただ、非正社員の処遇には問題があります。パートの女性などは、長く働いているのに正社員と違うコースのままだと、キャリアが重ねられません。途中で新卒一括採用の正社員と同じコースに合流できる仕組みが必要です。


例えば、スーパーには長期雇用されている非正社員の店長がいます。こういった人は、正社員に転換するか、正社員と同様に扱う方がいいでしょう。実際、企業の考え方はそうした方向に変わってきています。優秀な非正社員を活用しないと競争していけないからです。


転勤や休日出勤ができないなど、働き方に制約がある人もいます。「会社のためならとことん働く」という従来の正社員とは別の枠を作り、公正な処遇制度をつくることが必要です。そうした様々な形ができることで、正社員の姿は変わっていくと思います。


■寄せられた意見は


アンケートでは、正社員としての働き方を肯定する人が多数派になっています。立場によってさまざまな意見が寄せられています。


●「安定した雇用状態で働くことによって、過度な自己アピールや失敗の隠蔽(いんぺい)などが減少すると考えます。業務上の問題点や失敗を包み隠さず共有し、改善していくことで生産力アップにつながります。正社員の方が組織への帰属意識が高いことも組織力の強化につながります」(大阪府・30代女性・正社員)


●「正社員というステータスを持っていたために、何千万円という住宅ローンを借りることが出来た。やはり信頼向上に一役も二役も買っていると思う。今後ともこのステータスを大切に守っていきたい」(神奈川県・30代男性・正社員)


●「正社員と非正規というくくりではなく、柔軟に働けるようになればいいのにと思う。自らが望んだときに、正規と非正規を行ったり来たりできるようになれば、女性活躍、ダブルケア、非正規の底上げなど、色々な雇用の課題が解決できるのになと思う」(埼玉県・30代女性・正社員)


●「正社員が出来ないような仕事を任されていても派遣社員には評価も昇給もありません。また、『正社員には責任があって、非正規には責任がない』とよく言われていますが、業務を遂行するにあたって無責任に仕事をしているわけではありません。『派遣社員は責任がないから気楽でいいよね』と言われると腹が立ちます」(東京都・40代女性・非正規雇用)


●「私自身、過去4回転職をしていますが、保守的なため“希望職種”よりも“正社員雇用”を、第一優先としてきました。私の兄は過去一度も正社員として働いたことはなく、自分の“夢”“生き方”を第一に職を選んでいます。個々の考え方とは思いますが……。同一賃金となれば、今まで正社員にこだわって働いてきた二十数年がなんだったのかと考えてしまいます」(東京都・40代女性・正社員)


●「私は派遣社員から正社員になった経歴があります。派遣社員の頃は契約した業務内容だけに沿って仕事をすればよかったので、自分の得意分野を生かせて働けていたと思います。5年後に正社員になり、雇用は安定し福利厚生も充実しボーナスももらっているので経済的には何ら不安はなくなりましたが、会社の都合や上司の意向で異動があるため、今は自分のやりたい仕事とはかけ離れた業務を担当しています。自分の仕事の幅が広がるメリットはありますが、安定雇用を捨ててもやりたい仕事をやるか悩む日々です」(愛知県・30代女性・正社員)


●「パートの多い職場で正社員として働いています。経費削減の一環から正社員のパート化が進んではや二十数年だそうですが、パートでだいたいの仕事が回る状態で正社員がどんな役割を果たすべきか、悩みながら働いています。不得手な分野でもパートをマネジメントして顧客満足を上げ続け店舗経営がうまくいくようにしなければならないのですが、経験の薄い社員はうまくいかないことも多く、パートの顔色をうかがいながら仕事をすることもあります」(山形県・20代男性・正社員)


●「会計関係です。派遣の方が部下にいますが、スキルアップの機会がないと感じました。守秘義務契約を結んではいても、しょせん会社の業績の数字を扱うような仕事はさせられないので、経理の基本の基本しかやってもらえません。『派遣で10年経理やってます』と言われても、基本の基本をいろんな会社で10年やっているだけでスキルは下の下。それ以上の責任の伴う仕事は任せられる機会もなく、資格を取っても実務が伴わないので評価できない」(神奈川県・40代女性・正社員)


●「一度レールから外れると正社員として再び働くことが難しくなる世の中が不公平だと思う。新卒至上主義をやめてほしい」(神奈川県・30代女性・非正規雇用)


●「今、50歳、いつか社員になりたいと思いつつ掛け持ちで倉庫作業とスーパーマーケットでパートをしていますが、どうやら無理なようです。悔しくて悔しくてたまりません。倉庫の正社員はパートを人間扱いしないし、スーパーマーケットの社員はあまりにも知識や常識がなく私たちパートがフォローしているのが現状です」(愛知県・50代女性・非正規雇用)


●「2015年12月に定年を迎え、再雇用で嘱託として勤務しています。今までと変わらぬ業務内容にもかかわらず待遇面で正社員との格差に強い憤りを感じつつ、転職も出来ずにいます。非正規に対する待遇に直面し、今までそのことに無関心では無いけれど意識が薄かった自分に恥じています」(滋賀県・60代男性・非正規雇用)


●「いままで尽くしてきたのに、最近になって、退職金も出ない、ボーナスカットに、急におちいった。だったら、最初から尽くさなければよかった。子どもとの時間や家族との時間も捧げてきたのに。失恋以上です」(東京都・40代女性・正社員)


●「育休復職後、短時間勤務を選択しました。しかし、上司からはフルタイムと同じボリュームの仕事をおしつけられ、同僚からはなぜ早く帰るのかと文句を言われ、無視をされ、結局うつ病になり休職しました。育児をする社員が長く続けることは、やはりむりなのでしょうか」(東京都・40代女性・正社員)


■今後の働き方の方向性、探ります


フォーラム面ではこれまで、長時間労働の弊害や仕事と育児の両立の難しさなど、働き方に関わるテーマをとりあげてきました。これらが日本の雇用のあり方全体と関係があることは、多くの専門家や働き手から指摘されてきました。政府が「1億総活躍社会」で打ち出した「働き方」改革も、そうした議論と無関係ではありません。


ただ、これまでの雇用のあり方にはいい側面もあります。「働き方」を見直すとして、そもそも、どんな働き方が望まれているかを知りたいと考えました。これまで日本人の働き方の中心となってきたのは正社員でした。まず、そのあり方を考えることで、今後の働き方の方向性をみなさんと探っていきたいと思います。(編集委員・沢路毅彦)





 

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