新潟焼山=20日、北西側から撮影、県防災局提供
新潟県糸魚川市と妙高市にまたがる活火山、新潟焼山の火山活動が活発になり、噴火警戒レベルが現在の「1」(活火山であることに留意)から「2」(火口周辺規制)に上がる可能性が出てきた。糸魚川市で26日に開かれた第1回新潟焼山火山防災協議会幹事会(幹事長=山田治之・県防災局長)で、気象庁の担当者が報告した。
災害大国 あすへの備え
新潟焼山はレベル「2」の場合、山頂から半径2キロ程度まで噴石を飛散させる噴火が予想される。噴火は噴石が火口から約1キロまで飛散した1974年の水蒸気噴火と同程度の見通し。
気象庁は今後、夜間でも監視できるカメラや地震計、衛星測位システムなどを設置して監視強化を図る方針だ。