鹿児島県知事選は23日、告示され、新顔で元テレビ朝日コメンテーターの三反園訓氏(58)、4選をめざす現職の伊藤祐一郎氏(68)の2人がいずれも無所属で立候補を届け出た。参院選と同じ7月10日に投開票される。
鹿児島県には国内で唯一稼働している九州電力川内原発があり、再稼働への同意表明も含めた伊藤氏の3期12年に対する評価や、県政初になる4選の是非などが争点となりそうだ。
伊藤氏は、自民、公明両党の県議団が推薦。両党の事実上の支援を得て、組織戦を展開する。対する三反園氏は、党派を超えた「草の根」での支持拡大をめざすとし、民進、社民両党の県組織が支援を決めた。
同日選となる参院選鹿児島選挙区は1人区で、自民現職を公明が推薦し、野党統一候補の無所属新顔を民進、共産、社民が推薦する対決構図だが、知事選では保守系の市議らの一部も三反園氏を支援している。