渡辺彩香
7日に米カリフォルニア州サンマーティンのコードベール(6784ヤード、パー72)で開幕する女子ゴルフのメジャー第3戦、全米女子オープン選手権は、リオデジャネイロ五輪の出場権を懸けた争いでもある。大会直後の世界ランキングで各国代表が決まり、日本勢は大山志保、宮里美香、渡辺彩香が2枠目を競う。5日に練習ラウンドを回った3人は、それぞれの意気込みを語った。
現在の最上位は42位の大山。背中や首のけががあって試合は7週間ぶりだが、痛みはなくなったと言う。「練習不足ではあるけど、スイングは数パターンを持っているので大丈夫。私は五輪はメジャーよりも上だと思っている」。リオ行きへ強い意欲を示す。
出場権を「去年から意識している」と言うのは45位の宮里美。全米女子オープンには8年連続で出場しており、「雑念が入ったら駄目。なるようにしかならないので、深く考えないように」と自信を秘める。
46位の渡辺は4日付ランキングで、ようやく今大会の出場が決定。フェアウェーが広いコースはドライバーの飛距離が生かせるため、相性が良さそうだ。「変に考え過ぎず、五輪に出たい気持ちがあることを認めていいプレーをしたい」
世界ランキングは、直近2年間に獲得したポイントを出場試合数で割った「平均ポイント」で決まる。計算は複雑だが、一つでもスコアを伸ばすことが五輪出場に直結することは確かだ。(時事)